映画というものは星の数ほど存在する。そんな作品たちに対する人々の感性もまたしかりだ。
つまるところ、人々はよほどの映画好きでもない限り、その映画の海の中に眠る自分が本当に好きになるかもしれない作品を知らないまま毎日過ごしているのだ。
と、いつもながら、そんな状況をお助けするボットが存在する。その名も
"TIFFBOT"
だ。
TIFFBOT
まず前提として、TIFF-Toronto International Film Festival-というものを皆さんはご存知だろうか?カナダの一都市であるトロントで毎年行われる映画作品の祭典で、Oscarなどと並んで映画好きの間では有名なものだ。
TIFFbotはその映画祭の間に利用者をお助けするもので、具体的には、その年の映画祭に出展されるものを中心にこちらの趣味嗜好を理解しつつおすすめしてくれる。
もうウィキペディアでにらめっこして自分好みの映画を探す必要もない。なんとも便利な時代になったものだ。
開発したのは、カナダにあるTWG(https://twg.io/)というソフトウェア開発会社だ。
今回実際にこのボットを触ってみた。余談だが海外製のボットを触る度に思うのは、非常にシンプルな設計をされていることが多いことだ。イントロダクションは3行もかからない。すぐ本題にとりかかる。
話がそれてしまったが、このボットを使ってみたところ、"Toni Erdmann"という映画をおすすめされた。
キーコンセプトの画像とともに、簡単なあらすじと、ボット自身が、はしゃいだ子供のような論調でボットなりの見解を述べてくれる。
さらにそれだけでは終わらず、監督インタビューや、キャストについてなど詳しい情報についてもどうかと、ボタン機能で訪ねてくる。なんとも抜け目ない奴だ。
ちょっと時間が空いてしまってやることがない、映画でも見るかと思い立ったら、このTIFFbotのことを思い出してみてはいかがだろうか?
Facebook messengerでその名前を検索することだけが、あなたのお気に入りの映画への切符だ。