ミレニアル世代をターゲットとした人材サービスを提供するFirstJobは、採用を自動化するチャットボットのMyaを開始した。Myaは採用プロセスの75%を自動化する。転職活動をするユーザーにとっても、企業側によってもお互いに良いことだという。
FirstJobは2011年に設立されたサンフランシスコに拠点を置くスタートアップだ。シードラウンドで2012年に300万ドル調達している。
FirstJobはFitbitやEvernoteのようなスタートアップや、Fortune500の企業など様々なジャンルの企業と連携している。チャットによるアシスタントは、自然言語処理の人工知能を利用していくつか質問をし、保有資格を確認したり、逆にユーザーからの質問、企業文化やポリシー、メリットなどに答えたりする。
Mya
Myaの仕組みはこうだ。まず、一般的な人材採用に関する応募をWebサイトを通して行う。応募が完了すると、Myaがフェイスブックメッセンジャー、スカイプ、Eメール、SMSを通じてメッセージを送る。残念ながら、応募者が求めるスキルを満たしていないととMyaが判断すると、上記のようなメッセージが送られてくる。
Mya:残念だけど、あなたはこの仕事には十分なスキルを有しているとは言い難いです。あなたは引き続き選考中ですので、この機会になぜあなたがこのポジションにふさわしいのか教えて下さい。
Jessica:Nasaは私にとって憧れの仕事です。3年生の時からずっと働きたいと思っていました。最低限の要件を満たしていないことは認識していますが、このポジションに求められる役割を果たすよう成長する情熱を持っています。
審査を終えると、Myaは採用プロセスにおいて応募者に最新情報を随時伝える。最終的にはヒトが応募者に対してインタビューに進むかどうかを伝える形のようだ。
FirstJobによると、チャットボットの主目的は採用側が定型業務を行う労力を軽減し、インタビューやクロージングなどの業務によりリソースを割いてもらうことだと言う。
Mya以外にも、TARAはフリーランスのソフトウェア開発者を採用するためのサービスを実施している。
その他、人材採用のプロセスで活躍するチャットボットは、応募者側の興味や情熱を伝え、履歴書を共有したりスケジュール調整を行ってくれるものも出始めている。
確かに、人材採用においてはまだまだアナログな業務が大半を占めている。採用側にとっては履歴書の確認作業に膨大な時間を要し、応募者側にしてみれば採用されるか分からない前提で色々な企業向けの準備を求められることから、チャットボットの活躍の機会は今後ますます増えるのだろうか。楽しみな業界でもある。