イーロン・マスクbot誕生

著名人というものはメディアから引っ張りだこであるものだ。

数多のインタビューを受け、それらはさまざまな媒体にて公開される。しかしこう言ったインタビュー記事を見ているとまたこの質問か、と同じようなものであったり至極当たり前のものを聞いているものがなかなか多い。

著名人の側としても辟易しているのではないかと推測する。

 

と、そう言った同じようなインタビューにはうんざりといった著名人の方たちは、毎度くる質問は自身のボットを制作して任せてしまってはどうだろうか。

 

爆誕、イーロンマスクボット

同じことを考えたボット開発者が地球の裏側にいた。彼の名はAaron Taylor、

Personify.aiというボット開発プラットフォームのチームに所属している。

彼はイーロンマスクが大好きで仕方がなく、もし世界で一人だけ夕飯に誘うことができるなら誰を置いても彼を選ぶと豪語するほどだという。

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どうしても話したい!

でもあんな世界的起業家と話すなんて10分でも無理だ・・・とAaronは半ば諦めていた。しかしその時彼は気づく。こういうことを考える人は他にもたくさんいるにちがいない、ならば彼らのためにマスクをボット化してしまおう、と。

Aaronは様々な媒体にあるマスクの言葉を集め、ボットを完成させた。

 

筆者も使ってみたが、具体的には以下のような感じのやり取りだった。

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シンプルな内容で、トピックはAIの今後や彼の会社について。

ボットのコミュニケーションの形式はボタンで誘導しつつ、マスクと会話をしているかのような体験を得られるものとなっている。

 

このボットについては、これくらいのシンプルさの方がむしろボットとして割り切っていて、純粋なよさがあるというのが個人的な感想だ。

 

自然言語処理を通じてコミュニケーションをする技術はまだまだ改善の余地のある分野だ。

りんなやあきこちゃんなど機械学習を通して会話能力を向上させるものなどは入力された短文を理解して単発の返答を返す能力はあるが、コンテクストを理解する能力は残念ながら発展途上だ。

つまり、現段階の技術では、対話エンジンは特定の分野に絞ったものを制作するほうが、幅広い会話にこたえられるものを開発するよりも費用対効果がよいのだろう

今回、こちらのイーロンマスクボットを触ってみてそれを改めて実感した。そしてAaronも同様のことを述べている。

 

まだまだ開発改善の余地があると思われるチャットボットの領域だが、色々な取り組みがなされており興味深い分野である。