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人材採用もチャットボットにお任せ?

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チャットインターフェースによる人材採用と言えば、LINEバイトが既に大きく知られているところだが、すべての流れをチャットで済ませる訳ではなくWebでの検索とチャットでのテキストのやり取りを組み合わせたものだ。当然の流れだが、今度はすべての採用活動をチャットでこなしてしまおうという新たな取り組みがある。

Job Pal

Job Palはベルリンに拠点を置くスタートアップだ。フェイスブックのチャットを通して応募者は職探しをすることができる。

Job Palは応募者に対してどのような職をどこで探しているのかなど、いくつかの質問を投げかける。Tinderの仕事版のようなものかもしれない。条件に合致する募集情報がいくつか提示された後に最終的な応募をすることができる。すべてのプロセスはチャット上で完結する。

「雇用プロセスにおいて、求人広告からカバーレター、インタビューまで全部会話形式なんだ。チャットボットが非常に役に立つ分野だと思うよ。」とJob Palの創設者であるリュック・ダドラーは言う。

Uber、Hailo、Paypal、Citymapperを含む1,000以上の企業の募集を行っており、これまで1000人以上がボットを開設しているが、数百人が実際に職に応募しているそうだ。

チャットボットでの採用活動

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「応募者が職探しをしている場所と、彼らが通常デジタル生活を送っている場所にはミスマッチがあるんだ。」と食材配送サービスを行っているGreenGurusのCEO、ポール・ゲブハードットは言う。

彼の会社にはJob Palから既に10人以上の応募がある。2人がセールスとマーケティング職の最終選考まで残っているそうだ。

「テキストの解釈技術についてもどんどん改善が進んでいる。食材を注文するにしても、応募者を雇うにしても、会話で彼らに自動化した質問をするのは自然なことだと思う。」と彼はつけ加えた。

人材採用ボットは、数あるアプリや職探しサイトにわたる複数のプロファイルを管理する人事部マネージャーの助けともなる、とゲブハードットは言う。Job Palを運営するダドラーにとって、それは仲介業者を削減する一つの方法でもある。現在は無料でサービスが展開されており、企業は1つの応募に対して4ドル支払う形になっている。

現時点でチャットボットは非常にベーシックな対応のみしか出来ないが、近々のアップデートでは自然なテキストに対応するようになるだろう。このようなことが実現すれば、応募者と会話を行い、さらにそれぞれの職について特別なフォローアップの質問ができるようになるはずだ。

We Are Socialのマーケティング兼イノベーションディレクター、トム・オラートンは、チャットインターフェースが採用活動に適していると自信を持つ。彼はやる気のある卒業生がそれらのアルゴリズムに反応する履歴書を書いている将来の姿を思い描いている。

「人材採用をボットが行うことが避けられない近い将来、ボットは個人のアバターとして行動するようになるだろう。企業とヒトは自分たちの分身としてのAIを持つ世界が来る。」と彼は言う。しかしそれはまだまだ遠い道のりだろう。